【東園基昭の「一粒万倍日記」2026.1.26.】

【東園基昭の「一粒万倍日記」2026.1.26.】

《タイトル》
「飛揚(ひよう)」 
 
《サイズ》
M3号(273 × 160mm)
 
《作品内容》
23の数字のシルエットに鶴と松竹梅。
背景は瑞雲に日、菊水の紋様。

第八回目
『盛運に向かう』

 このところ気候も急に冷え込み、暖をとりつつ何か楽しいことでもあったら良いのにと碧落の冬天をあおぐ。

「幸運の神には前髪しかない」

 レオナルド・ダ・ヴィンチの残したとも言われるこの言葉が頭を過る。
 古代ギリシア神話より、「時」または「好機」の神カイロスは、出会った人が捕まえやすいように前髪が垂らされているが後には無く、素早く移動するため追いかけても捕まえることができないと記されている。
 つまり、チャンスは一度通り過ざてしまうとつかみどころがなく、二度と捕まえられないため、運良く訪れたその瞬間に掴むべきであると解釈される。

 それではチャンスをもたらす「運(うん)」とは何かと調べてみると、人の意思や努力では制御不能な「めぐり合わせ」、あるいは物事のはかどり具合を指す言葉で、偶然の要素が強いため前向きな思考や行動や準備によって「運」を引き寄せ、良くすることも可能とされてる。
 漢字からも「辵(しんにょう)」は「道を進む・動く」を意味し、それに組合せた「軍」は「ぐるぐる回る」といったイメージを表しており、「はこぶ」という意味も持つため、自ら「運」を動かしていくとも捉えられる。

 どちらからも動くことが連想され、また動くということはリスクも伴うが、失敗を恐れず邁進すればチャンスや運とも出会いやすいのかと思う。

「私は9000回以上シュートをミスし、300回試合に負けた。
26回も決勝シュートを任され外した。人生で何度も何度も失敗をしてきた。だからこそ、私は成功したんだ。(マイケル・ジョーダン)」

運もチャンスも自分自身も、こ世の中で刻々と動いている。


東園基昭 拝

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